MOVERIO
BT-350 ドキュメント

4. UI制御

4.1. UI制御概要

4.1.1. ハードウェアボタン種類と機能

BT-350には、下図に示すハードウェアボタンがあります。それぞれのキーに対応するキーイベントは、表4-1 キーコード一覧に記載の通りです。

表 4-1 キーコード一覧
名称 キーコード 物理キーのID デバイスのタイプ
Power button (KEYCODE_POWER) Bt3sCustomKey.POWER Physical switch
HOME key (KEYCODE_HOME) Bt3sCustomKey.HOME Touch Sensor
BACK key KEYCODE_BACK Bt3sCustomKey.BACK Touch Sensor
History key
(Recent key)
(KEYCODE_APP_SWITCH) Bt3sCustomKey.APP_SWITCH Touch Sensor
Switch key (KEYCODE_FUNCTION) Bt3sCustomKey.FUNCTION Physical switch
Volume Up KEYCODE_VOLUME_UP Bt3sCustomKey.VOLUME_UP Physical switch
Volume Down KEYCODE_VOLUME_DOWN Bt3sCustomKey.VOLUME_DOWN Physical switch
Up KEYCODE_DPAD_UP Bt3sCustomKey.DPAD_UP Touch Sensor
Down KEYCODE_DPAD_DOWN Bt3sCustomKey.DPAD_DOWN Touch Sensor
Left KEYCODE_DPAD_LEFT Bt3sCustomKey.DPAD_LEFT Touch Sensor
Right KEYCODE_DPAD_RIGHT Bt3sCustomKey.DPAD_RIGHT Touch Sensor
Enter key KEYCODE_DPAD_CENTER Bt3sCustomKey.DPAD_CENTER Physical switch

※括弧つきのものは、アプリにイベント通知されません。

4.2. トラックパッド操作時にアプリで取得できるイベントについて

トラックパッドを操作した際に、各メソッドに対するイベントが発生するかどうかを下表に示します。

:イベントが発生する

クラス メソッド 動作 イベント発生
View onTouchEvent  
dispatchTouchEvent  
GestureDetector.OnDoubleTapListener onDown  
onFing  
onLongPress  
onScroll  
onShowPress  
onSingleTapUp  
MotionEvent getAction ACTION_UP
ACTION_DOWN
ACTION_MOVE
ACTION_CANCEL
ACTION_HOVER_ENTER
ACTION_HOVER_EXIT
ACTION_HOVER_MOVE
getToolType TOOL_TYPE_FINGER  
TOOL_TYPE_MOUSE
TOOL_TYPE_STYLUS  
TOOL_TYPE_UNKNOWN  
getX  
getY  
getDownTime  
getPointerCount  
getPointerld  
getSize    
getToolMajor    
getToolMinor    
getTouchMajor    
getTouchMinor    
getEventTime  
getPressure    

4.3. キーイベント制御

各物理キーを操作した際に発生するキーイベントを制御することができます。

  1. キーアサイン変更:物理キーに対して別のキーイベントを割り当てる
  2. キー操作の無効化:キーを操作をしてもイベントが発生しないようにする
  3. キー状態の初期化:1.2.で変更したキーの状態を初期化する

4.3.1. キーアサイン変更

キーアサインの設定および設定状態の取得は、以下の方法により行ってください。

  • インポートファイル

    com.epson.moverio.btcontrol.Bt3sCustomKey

  • コンストラクタ

    Bt3sCustomKey(Context context)

  • インターフェース

    • 物理キーに対して、別のキーコードを割り当てる

      boolean setKeyAsisgn (int PhyKey, int KeyCode)

      パラメータ

      [in] PhyKey キーコードを割り当てる物理キーのID

      指定可能なキーについては、表 4-2の "キーアサイン可能な物理キーのID" を参照してください

      [in] KeyCode 割り当てるキーコード

      指定可能なキーコードについては、表 4-2の "割り当て可能なキーコード" を参照してください

      複数の物理キーに対して、同一のキーコードを割り当てることも可能です。

      戻り値

      実行結果 true(成功)、false(失敗)

    • 物理キーに現在割り当てられているキーコードを取得する

      int getKeyAsisgn (int PhyKey)

      パラメータ

      [in] PhyKey キーコードを取得したい物理キーのID

      指定可能なキーについては、表 4-2の "キーアサイン可能な物理キーのID" を参照してください

      戻り値

      現在割り当てられているキーコード

表 4-2 キーアサイン可能な物理キーのIDと割り当て可能なキーコード
キーアサイン可能な物理キーのID 割り当て可能なキーコード
  • Bt3sCustomKey.DPAD_UP
  • Bt3sCustomKey.DPAD_DOWN
  • Bt3sCustomKey.DPAD_LEFT
  • Bt3sCustomKey.DPAD_RIGHT
  • Bt3sCustomKey.DPAD_CENTER
  • Bt3sCustomKey.VOLUME_UP
  • Bt3sCustomKey.VOLUME_DOWN
  • Bt3sCustomKey.FUNCTION
  • KeyEvent.KEYCODE_DPAD_UP
  • KeyEvent.KEYCODE_DPAD_DOWN
  • KeyEvent.KEYCODE_DPAD_LEFT
  • KeyEvent.KEYCODE_DPAD_RIGHT
  • KeyEvent.KEYCODE_DPAD_CENTER
  • KeyEvent.KEYCODE_VOLUME_UP
  • KeyEvent.KEYCODE_VOLUME_DOW
  • KeyEvent.KEYCODE_FUNCTION
  • KeyEvent.KEYCODE_F1
  • KeyEvent.KEYCODE_F2
  • KeyEvent.KEYCODE_F3
  • KeyEvent.KEYCODE_F4

4.3.2. キー操作の無効化

キー操作を無効状態にすることができます。ユーザーに対して端末操作を制限する場合などに使用します。

  • インポートファイル

    com.epson.moverio.btcontrol.Bt3sCustomKey

  • コンストラクタ

    Bt3sCustomKey(Context context)

  • インターフェース

    • キー操作を無効化する

      boolean setKeyEnable (int PhyKey, boolean enableKey)

      パラメータ

      [in] PhyKey:無効化する物理キーのID (表 4-3 無効化可能な物理キーのID参照)

      [in] enableKey

      true:キー操作を有効にする

      false:キー操作を無効にする

      戻り値

      実行結果 true(成功)、false(失敗)

    • 現在のキーが操作可能かどうかを取得する

      boolean isKeyEnable(int PhyKey)

      パラメータ

      なし

      戻り値

      true:操作可能

      false:操作不可能

表 4-3 無効化可能な物理キーのID
無効化可能な物理キーのID
  • Bt3sCustomKey.DPAD_UP
  • Bt3sCustomKey.DPAD_DOWN
  • Bt3sCustomKey.DPAD_LEFT
  • Bt3sCustomKey.DPAD_RIGHT
  • Bt3sCustomKey.DPAD_CENTER
  • Bt3sCustomKey.VOLUME_UP
  • Bt3sCustomKey.VOLUME_DOWN
  • Bt3sCustomKey.FUNCTION
  • Bt3sCustomKey.BACK
  • Bt3sCustomKey.HOME
  • Bt3sCustomKey.APP_SWITCH
  • Bt3sCustomKey.POWER

各物理キーとそのIDの対応については、表 4-1 キーコード一覧を参照してください。

4.3.3. キー状態の初期化

キーアサインの状態および、キー操作無効化状態を初期状態に戻すことができます。

  • インポートファイル

    com.epson.moverio.btcontrol.Bt3sCustomKey

  • コンストラクタ

    Bt3sCustomKey(Context context)

  • インターフェース

    • キー状態を初期化する

      void resetToDefault()

      パラメータ

      なし

      戻り値

      なし

※キー操作によるキー状態の初期化:"Switchキー、Enterキー、VolumeUpキーを同時に3秒間押し続ける"ことによって、キー状態を初期化することができます。キー状態を変更したままアプリが異常終了してしまった場合に強制的にキー状態を元に戻す場合に使用して下さい。

4.4. タッチセンサー感度設定

コントローラーに搭載されているキーのうち、タッチセンサーで構成している次のキーについては、感度調整をすることができます。コントローラーをオプションのコントローラーケースに入れて使う場合などには、感度設定を高くするこにより操作性を向上できます。

感度調整可能なキー

バックキー、ホームキー、履歴キー、十字キー(UP, DOWN, LEFT, RIGHT)

  • インポートファイル

    com.epson.moverio.btcontrol.UIControl

  • コンストラクタ

    UIControl(Context context)

  • インターフェース

    • タッチセンサーの感度を設定する

      boolean setESpadSensitivity(int sensitivity)

      パラメータ

      [in] sensitivity 感度設定値

      戻り値

      実行結果 true(成功)、false(失敗)

    • タッチセンサーの感度を取得する

      int getESpadSensitivity()

      パラメータ

      なし

      戻り値

      現在設定されている感度設定値: 表 4-4を参照してください

表 4-4 感度設定値一覧
データ型 定数名 説明
static final int ESPAD_SENSITIVITY_LOW 0 感度"低"
static final int ESPAD_SENSITIVITY_MIDDLE 1 感度"中"(デフォルト)
static final int ESPAD_SENSITIVITY_HIGH_1 2 感度"高1"※1
static final int ESPAD_SENSITIVITY_HIGH_2 3 感度"高2"

※1 オプションのコントローラーケース使用時の推奨設定

4.5. トラックパッド座標モード切り替え

4.5.1. 座標モード切り替え概要

BT-350のトラックパッドは、通知する座標の座標系を切り替えることが出来ます。

相対座標モード

一般的なPCに採用されているような、カーソル移動を相対座標値で返すモード

絶対座標モード

一般的なスマートフォンに採用されているような、タッチした場所の絶対座標を返すモード

トラックパッドを指で操作した時のディスプレイ上でのカーソル移動について、相対座標モード、絶対座標モードそれぞれの動きを下図に示します。座標切り替えにより、カーソルの開始位置、終了位置が異なります。

相対座標モード
絶対座標モード
座標モードの状態遷移について

座標モードは、個々のアプリに対して設定されるものではなく、システムに対して設定されます。そのため、座標モードの管理は、切り替え元アプリで行ってください。座標モードの変更を行った場合には、アプリ終了時にデフォルトの相対座標モードに戻す必要があります。また、座標モードを変更した状態で、ディープスリープに入った場合、復帰時には自動的に相対座標モードに戻ります。

4.5.2. 座標モード切り替え方法

  • インポートファイル

    com.epson.moverio.btcontrol.UIControl

  • コンストラクタ

    UIControl(Context context)

  • インターフェース

    • 座標モードを設定する

      boolean setTrackpadCoordinate (int coordinateMode)

      パラメータ

      [in]coordinateMode 座標モード

      TRACKPAD_RELATIVE_MODE:相対座標モード

      TRACKPAD_ABSOLUTE_MODE:絶対座標モード

      戻り値

      実行結果 true(成功)、false(失敗)

    • 現在の座標モードを取得する

      int getTrackpadCoordinateMode()

      パラメータ

      なし

      戻り値

      TRACKPAD_RELATIVE_MODE:相対座標モード

      TRACKPAD_ABSOLUTE_MODE:絶対座標モード

4.6. トラックパッド座標系回転

トラックパッドの座標系を変更することができます。キーアサイン変更と組み合わせて使うことによって、様々なコントローラーの持ち方に対応することが可能です。

0 degree
(Default position)
90 degree rotated
180 degree rotated
270 degree rotated
  • インポートファイル

    com.epson.moverio.btcontrol.UIControl

  • コンストラクタ

    UIControl(Context context)

  • インターフェース

    • トラックパッドの座標軸を回転する

      boolean setTrackpadRotation (int rotateAngle)

      パラメータ

      [in] rotateAngle座標軸の回転角

      TRACKPAD_ANGLE_0:Default position 0 degree

      TRACKPAD_ANGLE_90:90 degree rotated

      TRACKPAD_ANGLE_180:180 degree rotated

      TRACKPAD_ANGLE_270:270 degree rotated

      戻り値

      実行結果 true(成功)、false(失敗)

    • 現在のトラックパッド座標軸の回転角を取得する

      int getTrackpadRotation()

      パラメータ

      なし

      戻り値

      TRACKPAD_ANGLE_0:Default position 0 degree

      TRACKPAD_ANGLE_90: 90 degree rotated

      TRACKPAD_ANGLE_180:180 degree rotated

      TRACKPAD_ANGLE_270:270 degree rotated

4.7. トラックパッド操作の無効化

トラックパッドの操作を無効状態にすることができます。

  • インポートファイル

    com.epson.moverio.btcontrol.UIControl

  • コンストラクタ

    UIControl(Context context)

  • インターフェース

    • トラックパッドの操作を無効化する

      boolean setTrackpadEnable (boolean enableTrackpad)

      パラメータ

      [in] enableTrackpad

      true:トラックパッド操作を有効にする

      false:トラックパッド操作を無効にする

      戻り値

      実行結果 true(成功)、false(失敗)

    • 現在のトラックパッドが操作可能かどうかを取得する

      boolean isTrackpadEnable()

      パラメータ

      なし

      戻り値

      true:操作可能

      false:操作不可能

4.8. LED制御

コントローラーのLEDインジケーターおよび、ヘッドセットのカメラインジケーターの点灯状態をアプリから制御することができます。LEDの発光がユーザーの操作を妨げたり、周囲へ影響を及ぼす場合などに使用して下さい。

4.8.1. コントローラーLED制御

コントローラーのLEDインジケーターの輝度を調整します

  • インポートファイル

    com.epson.moverio.btcontrol.Bt3sControllerLedMode

  • コンストラクタ

    Bt3sControllerLedMode (Context context)

  • インターフェース

    • コントローラーのLED輝度モード設定

      boolean setControllerLedMode(int ledMode)

      パラメータ

      [in] ledMode:輝度モード設定値

      MODE_OFF (0):消灯

      MODE_NORMAL(1):点灯 デフォルト

      MODE_LOW(2):点灯(低輝度)… LEDの色味が若干変化します

      戻り値

      実行結果 true(成功)、false(失敗)

    • コントローラーのLED輝度モード取得

      int getControllerLedMode()

      パラメータ

      なし

      戻り値

      MODE_OFF (0):消灯

      MODE_NORMAL(1):点灯

      MODE_LOW(2):点灯(低輝度)

4.8.2. カメラLED制御

カメラインジケーターのLED輝度モードの設定をします

  • インポートファイル

    com.epson.moverio.btcontrol.Bt3sCameraLedMode

  • コンストラクタ

    Bt3sCameraMode (Context context)

  • インターフェース

    • カメラのLED輝度モード設定

      boolean setCameraLedMode(int ledMode)

      パラメータ

      [in] ledMode:輝度設定値

      MODE_OFF (0):消灯

      MODE_NORMAL(1):点灯 デフォルト

      戻り値

      実行結果 true(成功)、false(失敗)

    • カメラのLED輝度モード取得

      int getCameraLedMode()

      パラメータ

      なし

      戻り値

      MODE_OFF (0):消灯

      MODE_NORMAL(1):点灯

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