Moverio Controller Function SDK

Unityプラグインデベロッパーズガイド

2. アプリケーション開発

2.1. クイックスタート

このガイドでは、開発環境をセットアップしてMoverio Controller Function UnityPluginのサンプルを試す方法を説明します。

必要条件

ハードウェア

  • 専用コントローラー
  • 専用コントローラーをPCに接続するためのUSB Type-Cケーブル

ソフトウェア

  • Unity 2020.3LTS
    • インストール中にAndroid Build Supportを含めるようにしてください。
  • Moverio Controller Function UnityPlugin 1.1.0をダウンロードします > SDKは MoverioControllerFunctionUnityPlugin_1.1.0.unitypackage としてダウンロードされます
  • Android StudioのSDK Managerを使用してインストールされたAndroid SDK 9.0(API Level 28)以降

Unityプロジェクトの作成

  1. Unityを開き、新しい3Dプロジェクトを作成します。
  2. Moverio Controller Function UnityPluginをインポートします。
    1. Assets > Import Package > Custom Package を選択します。
    2. ダウンロードした MoverioControllerFunctionUnityPlugin_1.1.0.unitypackage を選択します。
    3. Importing Package ダイアログで、全てのオプションが選択されていることを確認し、Import をクリックします。

サンプルシーンを開く

  1. UnityのProject ウィンドウで UIControl シーンを見つけて開きます。
    > Assets > MoverioControllerFunctionUnityPlugin > Samples > UIControl > Scenes

ビルド設定を構成する

  1. File > Build Settings から Build Settings ウィンドウを開きます。
  2. Android を選択して Switch Platform をクリックします。
  3. Build Settings ウィンドウの Player Settings をクリックします。
  4. Inspector ウィンドウで次のように PlayerSettings を構成します。
設定
Player Settings > Other Settings > Package Name Javaパッケージ名形式を使用して一意のアプリIDを作成します。
たとえば、com.example.helloMoverio
Player Settings > Other Settings > Minimum API Level Android 9.0 'Pie' (APIレベル28)以上

サンプルをビルドして実行する

  1. 専用コントローラーで開発者オプションとUSBデバッグを有効にします。
  2. 専用コントローラーをPCに接続します。
  3. Unityの Build Settingsウィンドウで、Build and Run をクリックします。
  4. 専用コントローラーをPCから取り外します。
  5. 確認したいサンプルのボタンをタップします。

サンプルの補足事項

  • KeyLockの設定で KEY_LOCK_ENABLE を設定した時は、5秒経過後に KEY_LOCK_DISABLE を設定しています。

サンプルの制限事項

  • 本サンプルはUnity2020.3LTSで作成したものです。
  • Unity2018以前のバージョンでは動きません。

2.2. UI制御

専用コントローラーのキーの制御などをすることができます。

2.2.1. 機能一覧

機能 内容
UIモードの制御 UIモードの取得/設定
キーコードの制御 物理キーのキーコード取得/設定
キーの有効無効制御 物理キーの有効無効の取得/設定
LEDの点灯の有効無効制御 コントローラーLEDの点灯の有効無効の取得/設定
キーロック機能の有効無効制御 キーロック機能(物理キー/ディスプレイタッチ)の有効無効の取得/設定
キー状態のリセット 物理キーの設定をデフォルトに戻す
再接続 専用コントローラーの再接続

上記機能はサンプルシーンのUIControlで実装しています。

ラベル 機能
UIMode UIモードの制御
KeyAssign キーコードの制御
KeyEnable キーの有効無効制御
ControllerLedMode LEDの点灯の有効無効制御
KeyLock キーロック機能の有効無効制御
Reset キー状態のリセット
Reconnect 再接続

機能の詳しい内容はMoverio Controller Function SDKのデベロッパーズガイドを参照してください。

2.2.2. UI制御チュートリアル

UnityアプリでUI制御をする方法について記載します。

  1. Unityプロジェクトを作成し、パッケージをインポートします。

    作成方法はUnityプロジェクトの作成を参照してください。

  2. MoverioUIをヒエラルキーウィンドウにドラッグ&ドロップします。

  3. スクリプトを作成します。

  4. usingを追加します。

    3で作成したスクリプトを開き、using MoverioControllerFunctionUnityPlugin; と記載します。

    using MoverioControllerFunctionUnityPlugin;
  5. 関数を呼び出します。

    MoverioUI.GetKeyAssignのように使用したいAPIを記載します。

    各機能の記載方法は下記のスクリプトを参照してください。

    ラベル

    スクリプト

    UIMode

    GetUIModeController.cs
    SetUIModeController.cs

    KeyAssign

    GetKeyAssignController.cs
    SetKeyAssignController.cs

    KeyEnable

    GetKeyEnableController.cs
    SetKeyEnableController.cs

    ControllerLedMode

    GetControllerLedModeController.cs
    SetControllerLedModeController.cs

    KeyLock

    GetKeyLockController.cs
    SetKeyLockController.cs

    Reset

    ResetToDefaultController.cs

    Reconnect

    UIReconnectController.cs

  6. スクリプトをGameObjectにアタッチします。

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